すぐに気になってくる白髪に対して現役美容師がオススメする白髪が気にならなくなる対策5選!
2020/04/09
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2020/04/09
外出自粛で美容室に行きたくても行けない!でも白髪は伸びてくるしなんとかしたい!そんな時の白髪カバー対応策を、現役美容師がオススメする記事です!日頃から白髪が目立ちにくい白髪の染め方とご自身でのメンテナンス方法を白髪の比率別に詳しく解説します。
「白髪染め」と一言にしても、サロンカラーでは様々な染め方があります。そしてそれはご自身に白髪がどの程度あるのか、どのくらいの頻度でサロンに来れるか、どのくらいの期間で気になってきてしまうのか、などで染め方を変えています。白髪の量(比率)に応じた、目立ちにくくする染め方をご紹介します。
一般にファーストグレイなんて言われます。このくらいだと抜いたり切ったりして見えないようにしてる方も多いですが、それは残念ながら全くオススメできません。。。髪は1つの毛穴から2〜3本同時に生えているので、その中の1本を無理に引き抜くと毛根が傷つき健康な髪に影響が及び、チリチリしたくせ毛になってきて生えてきてしまったりします。抜くよりは切った方が良いですが、切った白髪は立ちます。とくに白髪は水分量が少ないので、硬い毛になりがちで立ち上がります。
・そもそも茶色く染めている方は、2ヶ月に1度サロンで普通にカラーをしてもらえばそれで十分カバーできます。最近では、「普通のカラー」も「白髪染め」も色にほとんど変わりありません。定期的にサロンで綺麗にカラーをしてメンテナンスすることで、白髪は他の人には分からないです。
・全く染めていないバージン毛の人にオススメなのは、白髪だけをすくって染めるという方法です。今まで全く染めていなかった人は、「カラーをする」ということ自体にダメージしてしまう、とか自然な髪色が失われてしまうと抵抗がある方が多いです。しかし、白いのをそのままにするのもツライ。。。染め始めるかどうかの瀬戸際です。そういった方にウィービングという技法で、白髪をカバーする方法があります。
髪の毛全体にお薬がつくワケではないので、ダメージも通常の5分の1程度。(全くゼロではないですが)主に白髪をすくってその髪だけ白髪染めをするので、ご自身の自然な髪色もほとんど失われません。ただこのカラーの注意点は全ての白髪が染まるワケでは無いという事です。あくまで美容師の目視で染めていきますから、染まらない箇所もあります。あくまで、ご自身の自然な髪色をキープしてダメージを最大限抑えるということを優先したカラー方法になります。ですので、3〜4ヶ月おきで良いでしょう。
・ちょっとハイトーンめでも良い人は、髪全体に細いハイライトを入れていくことで、白髪なんだかハイライトなんだか一見わからなくカラーしていく方法があります。ポツポツ白髪やファーストグレイの方には、敢えて「白髪染め」を使わず、ハイライトでぼかすという方法も有り。ちなみに私自身も最近その方法で白髪カバーをしています。
こちらは長くて4〜5ヶ月くらい放置できるかも。白髪というより根元の黒髪の方が気になると思いますが、毛先にかけて明るいグラデーションカラーになって、オシャレ系の人にはアリ◎
30%くらいあると、1ヶ月前後では気になってくる方が多いです。そのくらいの白髪比率の方の場合の染め方はだいたい7レベル前後がオススメです。黒すぎず茶色すぎないくらいの明るさで、肌色にも馴染みやすくキレイに見せてくれます。白髪が目立つのは、白と黒のコントラストの差が多いからです。なのでその中間色の茶色で染めておく、といのは理論的にも正解◎
染めの頻度としては1.5ヶ月〜2ヶ月以内での染め直しがベスト。サロンによっては白髪メンテナスメニューを設けている場合も多いです。気なる顔周りだけを、染めてくれる低料金&短時間メニューです。行かれているサロンで相談してみると良いと思いますよ。他には、その日だけカバーしてくれるような商品を使いましょう。最近はウォータープルーフタイプなものも多くかなり高機能です。(あとから記術していきます)
このくらいの白髪の比率になってくると、顔まわりだけでなく、頭頂部とか後頭部も後ろから見られたくない、、、とか全体的に気になります。
サロンカラーでは30%前後の方同様、7レベル以上の茶色いカラーをオススメしています。そしてサロンで染める適正頻度は3週間〜1.5ヶ月以内がベスト。
また全体の髪色が明るければ明るいほど、生えてくる白髪は目立ちにくくなります。なので、根元の白髪は染めつつハイライトを足してカラーする方法がオススメです。デザインせいもあり、髪色が明るいことで季節ごとにいろんな色味も楽しめますし、大人女性の顔色を補正してくれる効果もあります。
職業柄やお好みで明るい髪色はちょっと、、、という方は7レベル前後の髪色をキープしつつ、上手にセルフカラーを取り入れるのもアリだと思います。セルフカラーに関してはのちほど記述していきます。
そこ?とお思いの方もいるかと思いますが、前髪があるか無いかは白髪カバーにはかなり大きなポイントです。やはり白髪が気になる大きなポイントは顔まわりでしょう。その生え際に前髪があると気になる度数はかなり下がります。
さらに前髪には人の視覚的にアイライン効果もあり、目元をはっきり見せてくれます。白髪とは話題が逸れますが、出掛ける時はマスクをする方も多いと思います、マスク顔にも前髪は好相性ですよ。
最近のセルフカラー商品は多種多様でどれを選んで良いのか分からない方も多いと思います。泡で染めるタイプは手軽そう?クシで伸ばせるタイプの方がいいのかな??なんて思いますよね。こちらも白髪の比率によって、また髪の明るさによって選び方が異なりますので、ご自分がどのタイプに当てはまるのかみてみて下さい。
(注意:根元1.5センチ前後を染める場合の目安です)
(ホームカラー商品は①番が明るめで⑥⑦番が暗めの商品が多いのでそれをもとにしています)
数字が小さい方が明るいのは美容室での明るさを表す数字と逆なんですね、、、ややこしい
根元数センチ生えている白髪カバーには、現役美容師としてはクリームタイプをオススメします。
(注:商品名出すのは避けてるつもり、、、)
しっかり染まる為の仕組みとして、まず「白髪染めの薬液と髪がしっかり密着している」というのがしっかり染めて行く上での大前提があります。したがって、泡やムースタイプですと、空気を含みやすく、密着度が低いので白髪を染める上では不向きです。なのでご自分の髪にどれくらい白髪があるかによって選び方が異なるのはその為です。
実際、美容室で行うカラーリングのほとんどがクリーム上のものを使い、刷毛で塗布していく方法です。
白髪が30%前後、50%以上ありさらに暗めに染めている方は、数週間で白髪が目立ちます。その際しっかり生え際をカバーするには、クリームタイプを使い、髪を薬液で埋めるように塗っていくのがベストです。クシなどの付属品もありますが、手で塗っていくのが確実です。クシなどを使うと余計な部分に薬が伸びてしまってムラ染まりや、ダメージの原因になります。
また、白髪の量がそれほど多くなくて、たまに見えるのが気になる、くらいの方でしたら、泡カラーやムースタイプのもので、黒髪を茶色くなじませてあげる程度で十分白髪もカバーできます。
ご自分の髪がどのくらいの明るさなのか、どのくらいの商品を買えば良いのか参考になさってみてください。
ここで塗り方のアドバイスを。正しい塗り方で染めれば、次に美容室に行った時にも修正が大変じゃないですし、髪色を綺麗にキープできます。各メーカーの取り扱い説明書はよく読んでお使い下さいね。
ポイント①薬液はたっぷり準備しよう。顔まわり(生え際とトップの分け目)だけでも1剤30g+2剤30gは用意しましょう。
メーカーによっても内容量は様々ですが、市販 の白髪染め1箱で頭全部を染めるのはそもそも無理な量です。(美容室では2センチの根元白髪リタッチに1剤と2剤を合わせて120g〜160gくらい使います)
ポイント②髪と地肌の隙間なく塗布しよう。
ポイント③暖房や冷房など、空調が効いた部屋にいる場合はラップなどをして薬剤の乾燥を防ごう。
薬剤は乾燥に弱く、乾いてしまうと薬の反応が得られ無いまま終了してしまいます。ぴったりとできればベストですが、ふんわりラップしておく、またはシャワーキャップなどを被るだけでも効果はありますよ。
ポイント④放置時間は適正タイムを厳守!
取り扱い説明書に書かれた時間は守りましょう。時間を長めに置いたからといって染まりが良いワケではありません。薬液は1剤と2剤を混ぜたところから反応がはじまり、そこから30分〜40分では反応が終了します。塗布に10分〜15分かかるとして、放置時間は20分前後がベター。それ以上置くのは髪と地肌の負担になるだけなので時間は厳守。
今は、その日だけ塗って白髪をカバーしてくれるタイプの商品も多々あります。上手く使えれば、髪も地肌も傷まず、気になる所だけ出掛ける前にササッとケアできるので、とても画期的。
現役美容師的にオススメする、「その日だけの白髪染め」は塗る部分がコームタイプのモノ!
ファンデーションタイプや、粉をまぶすタイプのモノは地肌まで染まってしまい、逆に不自然に見えます。
マスカラタイプも良いですが、内容量が少ないモノが多かったり塗る先端が細く、チャチャと済ませたい時に面倒だったりします。
そこで、コームタイプは、地肌にグサッと指して使いますが、地肌に色が付いてしまう事はなく、白髪部分にしっかり色が着き、またマスカラよりも広範囲に濡れるので、とても便利です。
コチラもホームカラー商品同様、様々ありますし、お手頃なお値段もモノが多いので、ご自分に合うモノを探してみると良いと思います。
ちなみに、私がココ数年ずーっとオススメしていてお客様からも好評なのは、コチラです。
地肌を気にせず、ガシガシ塗れるので忙しい朝でも簡単です。濡れた手で触ったりしない限り、色が落ちてくる、というような事もないので、closetでは多くのお客様に愛用して頂いてます。
コレは余談ですが、とあるドラマ撮影のヘアメイクに参加する機会があり、役者さんによっては白髪気になる方もいるかな?と思いメイク道具と一緒にこのサイオスコンシールも持って行ったんです。するとたまたまその日の撮影で、年配の俳優さん(とても有名な二枚目俳優さんです)が若い頃のシーンを撮る、という日で、白髪ちょっとカバーしたいよね〜となり、私がたまたま持っていた、このサイオスコンシールがとても役にたちました。その俳優さん自ら手に取り、ご自分のグレイヘアにガシガシ塗って、「コレ凄いイイね〜!凄いラクだわ」と絶賛されてました。笑。
ここまでは、パッと見の白髪カバーのお話でしたが、最後の対策として、やはりヘアケアは欠かせません。
髪のコンディションを整える、となるとトリートメントが大事でしょ、と思う方が多いですが、最新のヘアケア事情では、トリートメント 以上にシャンプーが大切であるとなっています。
カラーは1回につき、髪の30%近いタンパク質を失うとされています。(全体的にカラーした時)そして、石油系の界面活性剤を使用したシャンプー剤(一般的にドラッグストアで売られているもの)で髪を洗った場合、1回で0.3%失うと言われています。すなわち、100回洗ったらカラー1回分のダメージ。。。100回と言うと大体3ヶ月くらいでしょうか。
洗って髪を労っているつもりが、なんと髪に負担をかけてしまう行為に。そのくらい洗浄力が強いので、すなわちカラーの色抜けも早くパサパサとした質感に見えてしまい、結果、、、老けて見えます。
白髪=老けた印象と思いがちですが、染めた色が褪せている、毛先がパサパサとしてツヤが無いのも、白髪が出ている以上に老け見えです。
そこで、現役美容師がオススメする正しいホームケアは、
ポイント①洗浄力の優しいシャンプー剤を選ぶ
市販のものだとアミノ酸系などと謳われている商品を選びましょう。洗浄成分が優しく髪と地肌に負担をかけず洗えます。
避けた方が良いのは、成分表示に書かれている「ラウリル硫酸ナトリウム」などの、ラウリル、硫酸系と、あとは「ラウレス硫酸カリウム」などのラウレス系は石油系の合成界面活性剤として有名ですので、押さえておくと良いでしょう。
ポイント②シャンプーは悩み別で選ぶ
白髪を気にされている方は、同時に「これ以上白髪を増やしたくないな、、、」とか、「白髪も気になるけど、薄毛になるのももっとツライ」とか「白髪染めで髪が傷んでいる」など色々悩みを抱えてる方が多いです。
意外にシャンプー剤は悩み別で特徴のあるものが多いんですよ。なかなか一般の方は出会う機会が少ないような商品がほとんどですが、、、。私もホームカラー商品は大きく分類してざっくりオススメを紹介できるのですが、シャンプー剤は市販の物は数が多すぎて比較検討の仕様がないです。。。力及ばずで申し訳ありません。
そういった意味で、やはり行かれている美容室でオススメされるシャンプー剤は良いものなんだと思ってもらって良いと思います。
(粗悪なものを押し売りする美容師さんはいないと信じています。勉強不足の美容師さんはいるかもしれませんが、、、。)
美容室で扱っているシャンプーやトリートメントはだいたいそこの美容師さん達は使っています。美容師あるあるといっても良いでしょう。なので、実際自分達が使っていて「この商品は良いね」と思っているからお客様にオススメしています。言わば、美容室はシャンプーやヘアケア商品のセレクトショップでもあるわけです。きっとご自身の髪の悩みに応じたシャンプー剤やヘアケア商品、またはケアメニューを進めてくれると思うので、勇気を出して聞いてみてください。
「美容室ですすめられるシャンプーは高い」と思う方も多いと思いますが、¥3000前後でしたらけっして法外な値段ではありません。内容成分からいったらコスパよしです。(一説には市販品のシャンプーは原価が1%くらいと言われています。すごいですね、、、)
でも300mlも入ってないのに¥10000って言われたらそれはちょっと高いし、多分他にも良いシャンプーあるので、その時はご相談ください。笑
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ちなみに、closetでオススメしているシャンプー&ヘアケア剤たちはこちら。
頭皮ケアに特化した「アナジン」シリーズ。シャンプー剤や頭皮用の化粧水などもあり、薄毛や白髪予防に最適なハーブの成分が凝縮されていて、さらにコスパ抜群。私の家族はみんなこのシリーズを使っています。
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女性の髪質にこだわったシャンプーシリーズの「ピトレティカ」。シャンプーとトリートメントでそれぞれ5種類あり、いろんな髪質、悩みに対応した商品になっています。クセ気や広がりが気になる方用、ふんわり柔らかい髪にしたい方用などそれぞれ。香りも天然のアロマ香料が使われていて、シャンプーする度に香りに癒されます。
https://pittoretiqua.jp/products/
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さらに、カラーや縮毛矯正、またパーマなど、いろんな施術を繰り返してとことんダメージケアしたい方には、「ウルティア」がオススメ。美容師さんが開発したシリーズなので、より現場で起こるダメージなどにより髪の悩みに特化した製品です。
http://artticcosme.urdr.weblife.me/howto/kiyaku.html
染め方で白髪をなるべく目立ちにくくカバーできるという話をしてきましたが、私のオススメする白髪染めを一部ご紹介しますね。どれも、セルフカラーとの併用可能です。
・黒く染まり過ぎている白髪染めを自然にトーンアップ
このくらい明るめだと白髪が伸びてきても気になるスピードは遅いかも。
ご来店ペースは2.5ヵ月に1度ほどで、その期間明るめのホームカラーを使いセルフメンテされているようです。
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・デザインや色味も楽しめる!
コチラは白髪染めとハイライトを同時に行っている施術。オシャレ系女子に大好評です。
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「白髪染め、セルフカラー、ホームカラーはアリか無しか?」「白髪染めは傷む?」「みんな白髪に関してどうしているの??」「どれくらいの頻度でやっていいものなの?」「外出できなくてサロンに行けない!」と白髪に関しての悩みは多くつきません。そこで今回の記事では、現役美容師的に、白髪はこうやって乗り越える!という普段お客様にご提案している内容をシェアしています。白髪と一言でいっても、白髪の割合やどこに集中しているか、などで染め方はたくさんありますし、ホームカラーセルフカラーをしたい時もそれにあった適正な商品を選べば、問題はほぼないです。
外出できなくて白髪染めにお困りの方のお役に少しでもたてればと思います。
ホームカラー、セルフカラーもまたその日だけのカバーアイテムなどを正しく使って、さらに正しいホームケアをすることで、何かと悩みの多い白髪とも穏やかに付き合っていけると良いですよね。自身も白髪ちらほらアラフォー美容師のオオタニでした。
★白髪染めに関するお悩み、施術へのご質問などございましたら、お気軽に下記LINEへメッセージをどうぞ。
オオタニ直通LINEとなっております。
長野県安曇野市出身。趣味は「美容と健康」あと「一人旅」
安曇野の山々に囲まれて育ったからか、都会&海のある街に憧れが強く、
旅先はもっぱら南国です。
2018年の目標はフィジカル強化!美容の始まりはまず健康であることから!
1984/4/21生まれ。牡牛座。A型。
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