足首の痛み
2024/11/07
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2024/11/07
足首には、体を支える脚と地面に接する足を繋ぐ重要な働きをする足関節(そくかんせつ)があります。
足関節とは足首にある関節の総称で、遠位脛腓関節(えんいけいひかんせつ)、距腿関節(きょたいかんせつ)、距骨下関節(きょこつかかんせつ)の3つの関節からなる複合関節です。
足関節が正常に機能することで、「立つ」「歩く」「ジャンプする」などの基本的動作を不自由なく行うことができます。
足首の痛みは、多くの人が経験する一般的な症状です。
捻挫や骨折などの明らかなケガがある場合は原因がはっきりしていますが、特に腫れたり捻ったりしていないのに痛みを感じる場合もあります。
このようなケースでは、原因がわかりにくく、不安を感じることが多いと思います。
このブログでは、代表的な足首のケガについてや、ケガをしていないのに起こる足首の痛みについて説明していきます。
くれぐれも痛みが甚だしい場合は、適切に医療機関を受診してください。
足関節捻挫(あしかんせつねんざ)
スポーツや歩行時に、足首を内側にひねって起こるけがのことです。
足関節外側の靭帯が損傷し、外くるぶしの前や下が腫れて、痛みが生じます。靭帯が伸びる程度、靭帯の一部が切れるもの、靭帯が完全に切れるものなど、損傷の程度は3段階に分かれます。
足関節果部骨折(脱臼骨折)
足関節果部(あしかんせつかぶ)はくるぶしの部分で、跳躍や高所からの転落などで足首をひねることによって起こる骨折です。
足関節部に痛みや腫れ、皮下出血、外反変形や内反変形などがみられます。痛みのため、足を着いて歩行することが困難になります。
アキレス腱断裂(あきれすけん だんれつ)
多くの場合、スポーツやレクリエーション中での踏み込み、ジャンプなどの激しい動きによって起こるけがです。
受傷時には衝撃を感じ、断裂時の音を自覚することもあります。アキレス腱が断裂していても足首を動かすことはできるため、しばらくすると歩行が可能になることも少なくありません。
肉離れ
主にスポーツ時に、ふくらはぎやふとももの筋肉が断裂するけがです。
肉離れは、筋肉が伸ばされながら収縮し、筋力に負けて部分断裂が生じることで起こります。体重をかけると痛むため、通常の歩行が困難になります。
距骨骨軟骨損傷(きょこつこつなんこつしょうがい)
足関節にある距骨という軟骨の損傷です。
捻挫などで足関節に強い力が加わることで起こりますが、繰り返される運動で徐々に発生する場合もあります。長期にわたって足首に痛みが続きます。
外反母趾(がいはんぼし)
足の親指の先が人さし指の方に「くの字」に曲がり、関節の突き出た部分が痛みます。その突出部が靴に当たることで炎症が起き、痛みが大きくなります。
主な原因は、足に合わない靴を履いていることです。ハイヒールなどのつま先が細い靴を履くことで、母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。
成人期扁平足(せいじんきへんぺいそく)
中年以降に発症する扁平足で、女性に多くみられます。内側のくるぶしの下が腫れ、痛みが生じます。
初期には足の扁平化は目立ちませんが、しだいに変形が進みます。つま先立ちがしにくくなり、さらに進行すると足が硬くなり歩行障害につながります。土踏まずのアーチを支えている腱が、加齢に伴い変性断裂してしまうことで生じます。
幼児期扁平足(ようじきへんぺいそく)
立って足に体重をかけたときに、足の裏が平べったい状態になります。足にはアーチ構造が あり、効率よく体重を支えるようになっています。
痛みはなく、たいていは成長に伴い自然にアーチが形成されます。先天性の病気による場合 は自然に治らないこともあります。
内反足(ないはんそく)
生まれた時から、足全体がねじれて内側を向いている先天性の疾患です。放っておくと歩行が困難になり、変形が著しい場合には足の甲で歩くようになります。
原因は分かっていませんが、およそ1000人に1人の発生率で、男児に多くみられます。全身的に何か疾患があり、その1症状として内反足がみられる場合もあります。
モートン病
個人差はありますが、中指と薬指間にしびれや痛みなどの神経症状があらわれます。他の指の間に生じることもあります。強い痛みを感じることもあり、ふくらはぎの辺りまで及ぶことがあります。
中腰の作業やハイヒールの常用など、つま先立ちをする格好が長時間続くと起こりやすくなります。中年以降の女性に多く発症します。
腓骨神経麻痺(ひこつしんけいまひ)
腓骨神経は、足関節と足指をつかさどる神経です。何らかの原因でこの神経に障害が起こり、しびれや感覚が鈍くなる病気です。足首を上に曲げられなくなり、足が垂れ下がった状態になります。
多くの場合は、膝下の神経が外部から圧迫されて生じるものです。ガングリオンなどの腫瘤、膝のけがなどによっても起こります。
痛風(つうふう)
尿酸が体内にたまり、それが結晶化して体の各関節部に激しい痛みをもたらす病気です。風が吹いても痛いということで、「痛風」と呼ばれています。
多くの場合、足の親指のつけ根が赤く腫れて痛みます。それ以外の部位では、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることがあります。暴飲暴食、肥満、激しい運動などが原因と考えられています。
足の慢性障害
陸上競技やサッカー、バスケットボールなどのランニングやジャンプ動作の多いスポーツにおいて、慢性障害が頻発します。スポーツによる足への衝撃が続くと、足の骨や軟骨、靭帯や腱に障害をきたし、さまざまな部位に痛みが生じます。
主な原因は、足の使い過ぎによるものですが、足の柔軟性低下や筋力不足、扁平足、不適切な靴なども考えられます。
変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)
関節の間にある軟骨が磨耗し炎症を起こした状態で、関節が変形し、周囲に痛みや腫れが生じます。背骨、股関節、膝の関節などに多く発症します。
原因としては、加齢による変化に加え、運動、けが、感染症などによる関節への負荷が挙げられます。
関節リウマチの足の変形
関節リウマチでは、手指の罹患、変形が多くみられますが、足にも起こります。足の関節が変形し、腫れや痛み、歩行障害を起こします。足の指の変形は、前足部では外反母趾やマレット変形、たこなどが、後足部は外反扁平足がよく起こります。
ここでは前述した病例以外で、日常生活で誰にでも起こりえる足首の痛みについてお話いたします。
体のどの場所にも置き換えられることですが、痛みが発生するメカニズムは大きく分けて2つあります。
足首の筋肉に許容以上の動きが加わり(侵害刺激)、反射的に痛みを感じるケース。
この足首の痛みの原因は膝だけでなく体全体に意識を向けていく必要があります。
本来足首は他の関節と連動してしなやかに動いていますが、足首以外の体の一部もしくは全身が固い場合、足首に通常以上の負担がかかりやすくなります。
からだは反射的に痛みを起こすことで、足首にこれ以上の負担をかけないようにします。
血行不良が続くと足首の筋組織(細胞)が酸欠になり、血管の拡張を促します。
その際に分泌されるブラジキニンは起炎物質のため、血管拡張と共に発痛を促します。
※整体の施術後に痛みが取れるケースは神経由来のタイプが多く、血流由来の痛みは慢性化しているケースに多いため改善に月日がかかりやすいです。
座って浅めに足を組んだ状態で行います。
底屈
片手で足首を固定し、片手で足の甲側を持ち手前に引きます。
伸展
片手で足首を固定し、片手で足裏側を持ち押して伸ばします。
外転
片手で足首を固定し、片手で指先側を持ち、下方に押して伸ばします。
内転
片手で足首を固定し、片手で指先側を持ち、上方に引き上げて伸ばします。
外反
片手で指先側を掴み、片手でかかとを掴み、上方へねじるようにして伸ばします。
内反
片手で指先側を掴み、片手でかかとを掴み、下方へねじるようにして伸ばします。
座って浅めに足を組んだ状態で行います。
大きく
片手で足首を固定し、片手で指側を持ち大きく回します。
小さく
片手でかかとを持ち、片手で指先側を持ちます。
指先側とかかとを同時に動かしながら足首を小さく回します。
かかと側を段差の外に出して、自重をかけて伸ばしていきます。
※かかとの出し方を浅め深めに調整することで伸ばす筋肉を変えてみましょう。
※転倒しないように注意しましょう。
推拿(中国徒手療法)を学んだのち、古賀が体系化に成功した整体法TRESを学んでいます。
本来からだが持っているパフォーマンスをより多くの方に体感を通して知って頂きたく日々励んでいます。
施術でからだと向き合うことをきっかけに、これからの改善策を一緒にみつけていきましょう!
『カラダから自分を知り、コレカラの生き方に活かしていく』をテーマに掲げて施術を提供しております♪
※整体法TRES
力による矯正ではなく、からだが元々持っている良くなろうとする力を丁寧に引き出していく整体法です。
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