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膝サポーターについて

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膝サポーターについて


膝サポーターの種類と特徴

「膝が痛いからサポーターを使う」というのはよくある話ですが、実は膝サポーターにも様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。

適切なサポーター選びは、痛みの軽減や膝関節の保護に関わってくるため、とても重要です。


医療用サポーター

医療用サポーターは、病院で処方されたり、医療機器メーカーが販売しているサポーターです。

変形性膝関節症、靭帯損傷、半月板損傷などの治療やリハビリテーションで使用されることが多いです。

医療用サポーターの最大の特徴は、その高い固定力とサポート力です。

膝関節を的確に支え、安定させることで、痛みを軽減し損傷を防ぎます。

例えば、変形性膝関節症で軟骨がすり減り、膝関節が不安定になっている場合、医療用サポーターは、まるで添え木のように膝を支え、歩行時の痛みを和らげます。

また、スポーツによる靭帯損傷の場合、患部を固定することで、炎症を抑え、治癒を促進する効果が期待できます。


スポーツ用サポーター

スポーツ用サポーターは、運動時のケガ予防やパフォーマンス向上を目的として使用されます。

バスケットボールやバレーボール、サッカー、テニスなど、膝への負担が大きいスポーツにおいては、サポーターが重要な役割を果たします。

スポーツ用サポーターは、激しい動きにも対応できるように伸縮性、通気性、耐久性に優れた素材で作られています。

また、膝関節の動きを妨げない設計になっているため、パフォーマンスを落とすことなく、安全にスポーツを楽しむことができます。

例えば、バスケットボールのジャンプや着地時、サッカーの急な方向転換など、膝への衝撃は大きなものになります。

サポーターはこの衝撃を吸収し、膝関節への負担を軽減することで、怪我のリスクを減らします。

また、スポーツ用サポーターは、膝関節の安定性を高める効果もあります。これにより、パフォーマンスの向上、特に瞬発力の向上が期待できます。


日常生活向けのサポーター

日常生活向けのサポーターは、家事、通勤、買い物など、日々の活動をサポートするために使用されます。

立ち仕事や歩行が多い方、階段の上り下りがつらい方、あるいは、軽度の変形性膝関節症などで日常的に膝の痛みを感じる方におすすめです。

日常生活向けのサポーターは、薄くて軽い素材でできているものが多く、衣服の下に着用しても目立ちにくいのが特徴です。

また、装着感が良く、長時間着用していても不快感を感じにくいように設計されています。

例えば、長時間の立ち仕事で膝に負担がかかっている場合、サポーターは膝関節をサポートすることで、痛みや疲労を軽減します。

また、階段の上り下りや歩行時に膝が不安定になる場合、サポーターによって安定感が増し、転倒のリスクを減らすことができます。

固定力の強いもの、保温性に優れたもの、通気性の良いものなど、様々な種類がありますので、ご自身のニーズに合わせて選びましょう。


サポーター選びのポイント

サイズ選びの重要性

サポーターの効果を最大限に発揮するには、自分の膝にぴったり合ったサイズを選ぶことが非常に重要です。

大きすぎるとサポーターがずれてしまい、十分なサポート効果が得られません。

逆に小さすぎると、締め付けがきつくなり、血行不良や痛みを引き起こす可能性があります。

サポーターのサイズを測るには、椅子に座って膝を軽く曲げ、膝のお皿の周囲をメジャーで測ります。

商品のパッケージに記載されているサイズ表を参考に、自分の膝のサイズに合ったサポーターを選びましょう。


通気性や保温性を考慮する

サポーターを選ぶ際には、通気性や保温性も重要な要素となります。

夏場やスポーツなどで汗をかきやすい場合は、通気性の良い素材のサポーターを選ぶことで、蒸れや不快感を軽減できます。

逆に、冬場や冷え性の方は、保温性の高いサポーターがオススメです。

保温することで血行が促進され、痛みが和らぐ効果も期待できます。



膝の症状に合わせたサポーター選び方例

変形性膝関節症に適したサポーターの特性

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、炎症や痛みが発生する病気です。

初期症状は、立ち上がりや歩き始めに膝の痛みやこわばりを感じることが多く、進行すると、安静時にも痛みを感じるようになります。

さらに悪化すると、膝の変形やO脚が顕著になり、日常生活に支障をきたすこともあります。

変形性膝関節症には、膝関節全体をサポートするサポーターが適しています。

例えば、太ももからふくらはぎまでを覆うロングタイプや、膝のお皿の周りを包み込むように支えるタイプなどがあります。

これらのサポーターは、膝関節を安定させ、負担を軽減することで、痛みを和らげ、歩行をサポートする効果が期待できます。


靭帯損傷や半月板損傷へのサポート

スポーツなどで膝を捻ったり、強い衝撃を受けたりすると、靭帯半月板を損傷することがあります。

靭帯は骨と骨を繋ぐ役割を、半月板は膝関節のクッションの役割を果たしています。

これらの組織が損傷すると、膝が不安定になり、痛みや腫れ、場合によっては関節を動かす際のクリック音や引っかかりが生じます。

このような場合には、損傷した部分に合わせて固定力を調整できるサポーターが有効です。

膝のお皿の上下をベルトで固定するタイプや、膝の内側や外側を部分的に支えるタイプなどがあります。

これらのサポーターは、膝関節を安定させ、炎症を抑え、治癒を促進する効果が期待できます。


膝サポーター使用時の注意点

膝サポーターは、正しく使えば膝の痛みを和らげたり、怪我を防いだりするのに役立ちますが、使い方を間違えたり、サポーターに頼りすぎたりすると、思わぬデメリットが生じることもあります。


使い過ぎによる筋力低下のリスク

膝サポーターは、膝関節を支えたり、動きを制限したりすることで痛みを軽減する効果があります。

そのため、痛みがある時はサポーターをつけることで楽になるかもしれません。

しかし、サポーターをつけっぱなしにすると、膝周りの筋肉を使う機会が減り、筋力が低下する可能性があります。

これは、ギプスで固定した足を想像すると分かりやすいでしょう。

ギプスを外した直後は、筋肉が痩せ細ってしまい、歩くのがつらいことがあります。

膝サポーターも、ギプスほどではありませんが、同様のことが起こり得るのです。

筋肉は体を動かすだけでなく関節を安定させる役割も担っています。

膝周りの筋肉が弱くなると、膝関節が不安定になり、さらに痛みが出やすくなるという悪循環に陥る可能性があります。

例えば、階段の上り下りがつらくなった高齢者の方が、膝サポーターをつけ始めたとします。

サポーターのおかげで一時的に痛みは軽減するかもしれませんが、筋力トレーニングなどを怠ると、長期的には膝周りの筋肉が衰え、かえって症状が悪化してしまう可能性があります。

筋力トレーニングは、適切な強度と方法で行うことが重要です。

サポーターの使用と並行して、適切な運動を行うことで効果を高めることができます。

使い過ぎを防ぐためには、サポーターをつける時間を必要最小限にとどめ、日常生活でこまめに膝周りの筋肉を動かすことが大切です。


血行不良や皮膚トラブルの可能性

膝サポーターは、素材や形状、締め付けの強さによって、血行不良や皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

例えば、きつすぎるサポーターや通気性の悪い素材のサポーターを長時間つけていると、足がむくんだり、皮膚がかぶれたりすることがあります。

特に、高齢者や皮膚の弱い方は注意が必要です。

また、アレルギー体質の方は、サポーターの素材によってはかゆみやかぶれなどのアレルギー反応を起こす可能性があります。

初めて使うサポーターの場合は、短時間つけてみて、様子を見るようにしましょう。

通気性の良い素材のサポーターを選ぶことも有効です。

皮膚トラブルを防ぐためには、清潔なサポーターを使用し、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。

血行不良を防ぐためには、サポーターの締め付け具合を調整し、適度に休憩をとることが大切です。


丸山 徹

丸山 徹

Written by:

推拿(中国徒手療法)を学んだのち、古賀が体系化に成功した整体法TRESを学んでいます。

本来からだが持っているパフォーマンスをより多くの方に体感を通して知って頂きたく日々励んでいます。

施術でからだと向き合うことをきっかけに、これからの改善策を一緒にみつけていきましょう!

 

『カラダから自分を知り、コレカラの生き方に活かしていく』をテーマに掲げて施術を提供しております♪


※整体法TRES

力による矯正ではなく、からだが元々持っている良くなろうとする力を丁寧に引き出していく整体法です。

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