膝の痛み
2024/10/31
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2024/10/31
膝関節または膝関節周辺が痛くなる状態をまとめて指しますが、症状も原因も様々です。
平らなところを歩くと痛くなる、階段の昇降時に痛くなる、膝の内側が痛い、裏側が痛い、寝ている時に痛くなる等、膝の痛み方もそれぞれ違います。
膝の痛みを改善するために大切なのは、まず原因を探すことです。
そして、原因に合った適切な方法を選ぶことが大切です。
ここでは膝の痛みに関わる様々な症例をあげながら、できる限り説明を加えていきます。
適切な方法を選ぶためにお役立ていただければ幸いです。
膝の痛みの原因として最も多いといわれています。
加齢やケガによって軟骨がすり減って、膝関節が変形してしまう病です。
変形性膝関節症は女性の方がなりやすく、高齢になるほど発症しやすい傾向にあります。
立ち上がる時や歩きはじめる時などに痛みを感じやすいですが、症状が軽いうちならしばらくすれば痛みは治まります。
しかし症状が進むと階段の昇降や正座が困難になり、末期になると膝がピンと伸びなくなる場合があります。
軽度の場合、膝関節が変形していても自覚症状がなかったり痛みが伴わない場合もあります。
しかし徐々に関節の変形が進行していくにつれて痛みが表れ増していきます。
膝の痛みが悪化しそうな場合は、速やかに専門医の受診をオススメします。
膝関節の中でクッションの役割をしている半月板という軟骨組織が傷ついたり、ひびが入ったりする病です。
半月板はクッションの役目だけでなく、膝関節を守っているじん帯や腱、軟部組織をグラグラしないように安定させる役割も担っています。
そのため半月板が損傷すると、膝を伸ばしきれない、曲げ伸ばしに痛みがでる、階段の昇降や膝の屈伸時に「ゴキッ」と異音がする、歩行時に「ガクン」と膝が落ちる、膝が「ガキッ」と引っかかって急に動かなくなる、等のさまざまな症状を引き起こします。
半月板は年齢を重ねるにつれて摩耗しなくなっていきますが、それだけでは痛みは生じません。
無理な使い方や歪んで癖づいた骨格のせいで膝に負担がかかり、炎症を起こすことで痛みが生じてきます。
場合によっては手術も検討すべきかもしれませんが、まずは膝周りの筋収縮を解消するための徒手療法や、膝への負担を軽減させるトレーニングや運動療法をおすすめします。
関節が炎症を起こし、手足の関節が腫れたり変形する病気です。
関節リウマチは膝だけに限らず、全身に症状がでる病気です。
初期の段階では熱っぽい、食欲がない、全身がだるい、起床時に関節がこわばる等の症状がみられます。
進行すると手足の指関節の腫れ、肩、肘、手首、股関節、膝、足首等、全身に痛みが広がっていきます。
さらに悪化すると膝に水が溜まって動けない、骨や軟骨が破壊されて関節が動かせない、歩くのが困難になるほどの痛みを伴う等、日常生活に支障をきたすほどの重篤な症状を引き起こします。
関節リウマチは確かな原因は明らかになっていません。
特に3、40代の女性に多くみられる病気ですが、どの年代でも発症します。
微熱、食欲の減退、全身の倦怠感等が続き、手足の指関節が腫れたら要注意です。お早目に医療機関で受診してください。
ここでは前述した病例以外で、日常生活で誰にでも起こりえる膝の痛みについてお話いたします。
体のどの場所にも置き換えられることですが、痛みが発生するメカニズムは大きく分けて2つあります。
膝の筋肉に許容以上の動きが加わり(侵害刺激)、反射的に痛みを感じるケース。
この膝痛の原因は膝だけでなく体全体に意識を向けていく必要があります。
本来膝は他の関節と連動してしなやかに動いていますが、膝以外の体の一部もしくは全身が固い場合、膝に通常以上の負担がかかりやすくなります。
からだは反射的に痛みを起こすことで、膝にこれ以上の負担をかけないようにします。
血行不良が続くと膝の筋組織(細胞)が酸欠になり、血管の拡張を促します。
その際に分泌されるブラジキニンは起炎物質のため、血管拡張と共に発痛を促します。
※整体の施術後に痛みが取れるケースは神経由来のタイプが多く、血流由来の痛みは慢性化しているケースに多いため改善に月日がかかりやすいです。
膝の外側が痛む場合、原因は腸脛靭帯の炎症、外側半月板の損傷、外側側副靭帯の損傷などが考えられます。
膝軟骨のすり減り、鵞足(筋腱)の炎症、内側半月板の損傷、内側側副靭帯の損傷、内側滑ヒダの炎症などが考えられます。
筋腱や靭帯、半月板などの損傷や炎症が考えられます。また、思わぬ病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。
膝のお皿(膝蓋骨)や膝上の筋肉(大腿四頭筋)の炎症が考えられます。膝を酷使するスポーツでのオーバーユース(使い過ぎ)が原因であることが多いです。
ここでは日常生活で誰にでも起こりえる膝の痛みに対しての予防&セルフケア方法をご紹介いたします。
前述した症例に対しても、痛みの緩和に有効な場合があるのでお試しください。
かかとを膝くらいの高さの場所に乗せ、膝上に手を添えて膝が曲がらないように固定。
そのまま上半身を前屈させながら、膝裏を伸ばしていきます。
※膝裏より太ももやふくらはぎ側が伸びる方もいます。関連のある筋肉なので、そのまま続けてください。
※階段や椅子等の高さを利用すると楽に伸ばすことができます。
立位で大股になり、重心を片側に移動させながら内もも~膝を伸ばしていきます。
足を浅めに組み、膝と足首を抑えます。
そのまま上半身を前方倒していきながら、太もも外側を伸ばしていきます。
※視線は床ではなく斜め下方を意識してください。
※太もも外側よりおしりが伸びる方もいますが、関連の筋肉なのでそのまま継続してください。
【ストレッチ等は回数にこだわり過ぎず、多少のスッキリ感や痛みや違和感の減少を目安に続けてください。】
ご紹介したセルフケア方法は代表的なものになります。
またスクワット等の下半身に対するトレーニングも有効です。詳しくはトレーナーにお問い合わせください。
基本的に膝の痛みは、過度な負担や運動不足から起こります。
膝の痛みに対する最大の予防は普段から程よく動かすことです。
※普段から動いているのによく痛みが起こる場合は、骨格を整えて姿勢や動かし方を変えていく必要があるでしょう。
膝が甚だしく痛む場合は、無理に動かさず専門医に一度みてもらった方が良いでしょう。
しかし日常で、膝が痛むからといって全く動かさないと、かえって痛みが酷くなる場合があります。
無理のない範囲で動かすように意識していきましょう!
推拿(中国徒手療法)を学んだのち、古賀が体系化に成功した整体法TRESを学んでいます。
本来からだが持っているパフォーマンスをより多くの方に体感を通して知って頂きたく日々励んでいます。
施術でからだと向き合うことをきっかけに、これからの改善策を一緒にみつけていきましょう!
『カラダから自分を知り、コレカラの生き方に活かしていく』をテーマに掲げて施術を提供しております♪
※整体法TRES
力による矯正ではなく、からだが元々持っている良くなろうとする力を丁寧に引き出していく整体法です。
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